旅記
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Tanzania  /  Zanzibar Island　



ザンジバル島はアフリカ東海岸のインド洋に浮かぶ島。


この島のストーンタウンという街全体が世界遺産に認定されており

ヨーロッパを思わせる迷路のような町並みとイスラムの文化や宗教が残っている。

顔立ちもアフリカというよりも中東系が多い。


そして島の東にはうつくしい真っ白な砂浜が続くリゾート地がある。


本当にアフリカなのか、

とても不思議な島だった。




道を行けばジャンボ！とスワヒリ語で挨拶され

こんにちは！ようこそ！と日本語で陽気に話しかけてくる

大人は平日土日関係なく道に座り込み、いつ働いているんだろう

と思うほど、何もしていない。

宿のスタッフでさえ寝ていた。




ここの海はとても変わっていた。

満潮になると砂浜ギリギリまで波が寄せ、

干潮になると数百メートル、ずっと果てまで潮が引く。





夜になると決まって７時ごろから一時間ほど停電になり

かわりに夜空が満点の星空を見せてくれる。

こんなに星がある事をしらなかった。

星屑。

ヤシの木がまるで箒のように見えた。






１０日間、贅沢な旅だった

朝日が昇ると本を読んで、干上がった海を散歩して

少し昼寝して、また本を読んで、写真を撮って。




サンダルの中に入り込む白い砂も

じりじりと焼けていく肌も

顔中砂だらけの子供たちも

全部が愛おしく感じた。





裕福とは言えない環境なのに、そこの子供や大人は

日本にいる誰よりも楽しそうに暮らしてた気がする。

幸せとは測れないなぁ。



いい旅でした。